LaTeX 論理と見た目の分離
\(\LaTeX\)とは??
雑に言うとWordとかメモ帳などと同類のツールです.
読み方は,「らてふ」や「らてっくす」など派閥があります.(きのこたけのこ的な)
\(\LaTeX\)はプログラミング言語っぽいですが,マークアップ言語に分類されます. htmlもマークアップ言語ですね.
恩恵
覚えるのがめんどくさいコマンドがいっぱいやから,Wordの方がいいじゃん!!と思う人が大半だと思います. でも,レポートを書く上でとても大きな恩恵があるのです!
恩恵その一
文字の大きさ,文字の位置,図の位置などの余計なことを考えずに,内容に全集中してレポートをつくることができる!
恩恵その二
数式がめちゃくちゃきれいに書ける!!!
\[\sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{n^2} = \frac{\pi^2}{6}\] \[\sin \pi z = \pi z \prod_{n=1}^{\infty} \left(1-\frac{z^2}{n^2} \right)\](ちなみにこれは,バーゼル問題をワイエルシュトラスの因数分解定理を用いて解くときのアイデア)
Wordでこの式を入力する気になれないですよね.
この数式を \(\LaTeX\) で記述すると
\sum_{n=1}^{\infty} = \frac{\pi^2}{6}
\sin \pi z = \pi z \prod_{n=1}^{\infty} \left(1-\frac{z^2}{n^2} \right)
論理と見た目を分離していますね.素晴らしいです.
恩恵その三
図表や参考文献の管理がめちゃくちゃ楽!!
図に番号を付けたり,章の番号と連動させたり,参考文献のスタイルを統一したり…Wordではすべて手作業でやっていたことを, \(\LaTeX\) は一度設定するだけで自動でやってくれます.
これで,レポートを訂正するときに式を消して,式番号がぐちゃぐちゃになってしまう事態に遭遇しなくなります!
まとめ
- \(\LaTeX\) は一見とっつきにくいけど,慣れると手放せない
- 数式・図・文献などがきれいに簡単にかける
- 論理と見た目が分離されているため余計なところに頭のリソースを割かなくてよくなる